2021年も、どうぞ宜しくお願い致します。
昨年は、
思いがけずゆっくりと自身と向き合う時間ができ、
たくさんのことを蓄えようと意識した一年でした。
その期間で得たことを発揮できるよう、
しっかりと前に進んで行きます。
蓄えの時間には、
意識的に色々な事柄に触れました。
表現したい音を、
自分の周りにあるたくさんのアイデアの引き出しの中から瞬時に選び出せるように、と。
その中でも、
やはり本を読むことから得るものはとても大きかったです。
小説はもちろん、
建築や科学に関する本を読んだり、
時には筋肉の図鑑、フラワーアレンジメントの本に目を通してみたり、と。
特に、物の形や質感にすごく興味が湧きました。

というのも、
普段、楽曲と向き合う中で、
曲の始まりから終わりまで、
そこにどんな構造(事柄)が隠れているのか、と設計図を思い描く過程で、
自分の頭の中に、膨大な、物の形や質感の図鑑のようなものがあればいいな、
と強く思ったのがきっかけです。
私にとって、読書の醍醐味は、
自分の思考の外側の世界に連れて行ってくれること。
興味の湧いたジャンルにとにかく一歩踏み出して、触れてみることで、
意外な横のつながりを発見したり。
きっと自分のこれからの活動の仕方にも繋がることだな、
と実感しながら、読書の時間を楽しんでいました。
今後、
私の内側にある、演奏のインスピレーション源となるものについても、
言葉に表して書き綴っていけたら、と思います。
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